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木質バイオマスによる地域循環

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木質バイオマスによる地域循環

こんにちは、鈴木隊員です。

新緑の緑がまぶしい季節ですね。

 

さて、最上町は「再生可能エネルギーの聖地」というブログの記事を少し前に書きました。

ご覧になってない方はこちらから

再生可能エネルギーの聖地

 

先日、富沢小で町内主要施設めぐりがあり、一部同行させていただきました。最上町の推し進めるスマートコミュニティ構想。その中でも木質バイオマスによる地域循環の一端の現場を見せていただく貴重な時間を得ました。

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森林で木々が成長してくると、林の中が込み合い、隣同士で枝葉が重なりあうようになります。このまま放置しておくと、それ以上、枝・葉を広げることは難しくなり、成長を阻害してしまいます。そこで、一部の木々を間引くことにより、枝葉を広げる空間をつくることで、残された木は枝葉を広げることができ、健全に成長できます。このように混み合ってきた森林の一部を間引く作業を「間伐」というそうです。

 

 さて、実際の間伐の現場で”ハーベスタ”という機械での作業工程を見てきました。圧巻されました。百聞は一見にしかずということで、ご覧ください。

 

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その後は、チップ工場を見せていただきました。

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乾燥させているチップです。

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材価の低迷等で森林整備が行き届かなくなりつつあった状況で、最上町では発生する不要な間伐材をチップとしてエネルギー源としての価値を持たせ、地域内でエネルギーとして循環させる仕組みをつくりあげました。不要になるものが、エネルギーとして再利用される。まさに”エネルギーの地産地消”。素晴らしい循環の現場を見れた一日でした。