Home » 活動報告 » ネットワークの素敵さ

ネットワークの素敵さ

calendar

reload

ネットワークの素敵さ

 

みなさん、今日和♪

地域おこし協力隊 開けてビックリ!! 玉手箱のタマテです。

 

冬が始まるよ。

ここ最上町でも冬が始まるよ。

 

いま、雨が雪に変わりました。どーしまよ。まだ、スタッドレスタイヤに交換していません!! タイヤ交換して、スノーダンプ買って、防寒着買って・・・。

 

冬支度しなきゃいけないですね。

 

①西川町視察訪問

11月14日(木)に西川町の地域おこし協力隊Sさんのコーディネートで、西川町を訪問し、視察してきました。先日、S隊員が最上町を訪問してくれたことがきっかけで、ネットワークが構築できてたんです。

 

今度は西川町に行きますからね~なんて話はしていました。

 

そんな折、「ねっづく!!山形調査隊」という番組をたまたま見てしまいました。

その日の特集は“まちづくり”。興味深々で鑑賞していると、“月山青春音楽祭”の項目もありました。

 

「これだっ!!」だと“ビビビッ”ときて、S隊員にメールを送信しました。

(内容)

『「ねっづく 山形調査隊」という番組で月山青春音楽祭の特集を見てしまいました。

 

①廃校と芸工大がコラボしたきっかけ
②イベントが地域に与えている影響
③廃校利用の状況と今後の展望

 

などお伺いできたらと希望します。

 

 番組に企画課のMさんが出演していたの見ました。

役場の方は忙しいかと存じますが、その辺りのことお伺いできたらHappyです。

 

  実際に会場になった廃校も視察できたら嬉しいです!!

 

あとは、Sさんがお気に入りの食事処、気色場、道の駅、大井沢も行けたらです。

 

盛りだくさんになっちゃいますかね(笑)
最終的なコーディネートは渚さんに任せまっす。

(●^o^●)♪

7日に決定した場合は宮本隊員とボクの2名で訪問する予定です。

あ、無理強いはしないので、Sさんのご都合に合わせます。
よろしくお願いします。」

 

そんな感じで当日、訪問しました。

 

まずは、西川町の役場を訪問して挨拶を交わしたときの職員の挨拶の対応に感動しました。みさなん、忙しい中、わざわざ立って挨拶してくれ、名刺交換をしてくれました。

 

“おもてなし”の心の深さを強く感じてきました。

逆の立場だったら、あのような接客対応ができたのが心配になりました。

 

(1)西川町の廃校利用状況と大学連携の機会創出のきっかけづくり

 

まずは月山青春音楽祭の調査から。

最上町でも過去に「最上ロックフェスティバル」という音楽イベントが開催されていました。実行委員長の“思い”も聴かせていただいていて、イベント関係で生業を起こしたいという目標を掲げている隊員を中心に復活する方向性で企み中です。

 

そのイベントだけではなく、他のモノゴトでも学生とコラボしていけるような企みを図っていけたら面白いと意識していました。だから、そのきっかけを知りたかったんです。

 

002

 

 

対応してくださったのは企画調整係のMさん。

 

百聞は一見にしかずとはよく見聞きしますが、

何事も現場に足を運び、 見聞きしないと知り得られないモノゴトってあるんだと、強く再確認してきました。

 
質問した内容にはわかりやすく明確に受け答えしていただき、
それ以上のモノゴトも包み隠さず教えてくださいました。
 
 
◎音楽祭と地域との連携の状況
◎地域住民の音楽祭に対する評価
◎学生と協働するメリットとデメリット
◎今後の展望と展開の方向性
 
 
コンセプトをどのよに形成していくのかが、課題なのかな~なんて感じてきました。
西川町の廃校利用の状況は、学びを乞うべきものごとが多々ありました。
 
他の廃校でも加工場として稼働させ、6次産業化のプロジェクトも進行していること。
 
また別の廃校では自然学習を実施している、“かもしか学園祭”。
かもしか学園とは、50年以上も前からこの地にて行われてきた自然学習のこと、
そして、自然との関わりを通じて地元の産業を生み出す試みのこと。
 
 
基幹産業をお伺いしたところ、年間の産業収益額は約120億円。
(その割合)
第一次産業=約3億円
第二次産業=約37億円
第三次産業=約80億円
 
びっくりしました。
 
てっきり基幹産業は農業かと予測していたので。
 
 
観光が6次産業化している部分もあるという新しい視点も教えていただきました。
 
 
地酒、地ビール、地ワイン、高速インターが2ヶ所。 ダムに道の駅。
 
 
 
017 018 019 020
 
  024
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
インフラ整備やハードだけで地域づくりはできませんが、
地域資源の条件が違えば、政策と方向性も変わるんだなって。
当然ですが。
 
 
 
ダムの隣接施設では廃校の資材を活用したイベントも開催されていました。
 
 
032 033 031
 
 
水辺の生体を知る施設も設置してありました。
 
020 026 023
 
 
 
 
 
S隊員が玉コンと味付けたまごをゴチしてくれました。
 
 
 
IMG_20131107_121114
 
 
んまんまぁ❤
 
 
 
観光収入が他産業と比較して、抜群に高いのも納得できました。
 
最上町はドライブや通過観光で訪れた客が楽しめる場が、少ないです。
 
玉コンやきのこ汁のように、立ち寄りで簡単に食事できる場所があれば、
もっと もっと収入が増えていくと感じてきました。
 
西川町はその仕掛けが上手い!!
視察で得た学習。アウトプットしなければです。
 
 
S隊員は公言してくれました。
「西川町には手仕事が上手なお母さんたちがたくさんいらっしゃる。
その素敵な製品を知ってもらい、販売できるマルシェを開催したい」と。
 
協力隊同士が連携・協力・協働しえいけば、目標の実現はもっと素敵な色彩になること間違いないと思っています。そのあたりも協力隊ならではのネットワークで新しい仕組みを創出していければです!!
 
 
 
 
036
 
 
 
(2)田舎暮らしの聖地 大井沢
 
過疎が進行する西川町の中でも、とりわけ辺鄙なところに位置する集落が大井沢です。
まさに陸の孤島って感じの集落でした。
 
しかし、なぜか都会を中心によそから人が集まる。
人口約300人のうち、約1割がIターン者(移住者)。
 
\(◎o◎)/!すごーーーーい。
 
そんなIターン者にもお会いしてきました。
 
068
 
 
京都から移住してきた 陶芸家のTさんです。
母親の実家が大井沢にあったという条件があったとはいえ、
脱サラして“陶芸家”という職人に成り生業を起こしていこうという気概と実話をお伺いできました。
 
052 055 055 054
 
 
古民家を改造して窯を設立。
 
058 060 063 061 070 065
 
 
室内はアトリエと作業場、接待室となっていました。
地方で生業を起こして生活していく心得。
 
「周りの誰がなんと言おうとも“自分はこれで食っていくんだ”という術を習得していること。現実は理想とは違い甘くはない。
 
しかし、自分が地方で生活し、地域づくりに携わることでモデルにもなりたい。」
 
 
そんな思いを聴かせていただけました。
協力隊の相談役や厳しい助言を与えるお兄さん的存在で、そんな人財が在ることが羨ましかったです。
 
 
300人の集落の、1割がIターン者。
この事実の原因を調査して、最上町との違いを知ることは、
今後、最上町の未来を創造することで大切なことです。
 
 
積極的に足を運ぶ機会をつくって、フィールドワークしていきます!!
 
 
②山形大学 最上町フィールドワーク
 
11月9日(土)山形大学の大学生1年生が最上町でフィールドワークを実施しました。
担当者から、
 
「地域産業と高校生をマッチングさせた、地域振興のプロジェクトを行いたいという学生さんがいるのだけれど、まだ具体的に表現できなくて、こちら側も上手く引き出してやれない状態。
 
タマテさんなら、産業振興と地域づくり、また引き出してくれて学生さんが、より具体的な行動を起こせるきっかけを創りだせるかもしれないから、同行してくれないか?」
 
そんな すんごーい嬉しいお誘いを受けて、フィールドワークに同行してきました。
 
まずは、“フィールドワーク”の定義ってなんでしょか。
 
フィールドワークを定義すると
「研究対象となっている人びとと共に生活をしたり、 そのような人びと[インフォーマント]と対話したり、インタビューをしたりする社会調査活動のこ と」です。
 
 
「これ、フィールドワークなの・・・!?」 疑問を感じずにはいられませんでした。
 
観光地や、たまたま開催されていたお祭りに足を運ばせただけな感がありました。

なんの研究と学びになるのかなって。

 
もちろん、楽しそうではありました(●^o^●)♪
 
006 007 016 089 111 119

このプロジェクトを最上町の未来創造の一環として、
真剣に捉え、フィールドワークを企画するなら・・・

企画・連携・調整は ああして こうして とか具体的に思考してみました。

 
例えば、協力隊5人各々がストロングポイントを活かして、フィールドワークの行程をプロデュース。学生3人を受け持ち、密度の濃い内容を提供する。
 
☆竹akariプラン
目的:学生自作した竹灯ろうを赤倉温泉で灯し、灯りの導線をつくる。
人が温泉街を歩くプロデュースを行う。
 
(内容)
1日目:竹の間伐、燈とうろう製作、竹灯りが誕生したプロセスを説明、準備・点灯、実際に温泉街を歩く、片付け、温泉入浴
2日目:温泉街の商店、旅館をフィールドワークして赤倉の未来をより素敵にするためのフィールドワークを実施する、ワークショップ開催、意見書を提出
 
 
☆商人プラン
目的:地方の基幹産業の農業を体験すると同時に、農業を通じて“商い”を学ぶ
→前期で耕作放棄地を開墾し、里芋を栽培。後期で収穫し、道の駅で芋煮をつくり販売する。
→規格品外商品を集め、調理し、販売する。(0円食堂みたいなイメージ)
 
☆自然エネルギープラン
目的:林業体験→薪割りを実施し、里山の現状と人が山に入る意味と価値を学ぶ
→薪で火をおこし、芋煮を調理して、みんなで食べる
 
☆トレッキングプラン
目的:今、注目されている山資源を実際に体験し、活用方法を図る
→愛好会と登山を行い、資源活用のアイデア、住民の思いを調査し、ワークショップを行う
 
と、適当に上げてみましたが、最上町の未来創造に寄与できるプランニングって、
案外簡単にできて、実施までできちゃうかもしれません。
 
学生と会話していて実感できたのですが、
 
・“地域づくり”に興味関心を抱いている人材は確実に在るということ。
・「なにか行動を起こして、社会貢献したい」と潜在的に思っている人材が在るということ。
 
 
そういった人材が活躍できる場と機会を創出し、提供することは大人の役目です。
会話した学生は、前期の戸沢村でのフィールドワークがきっかけで、地域振興に興味関心が湧いたと言っていました。
 
 
人生を成功に導くコツは“プレゼン”力を向上することです。
そりゃ、面接するのも、告白するのもプレゼンですもんね。
では、プレゼン力を向上させるには、どうしたらいいか。

 

それは「アウトプット」する習慣を化することです。

 

◎最近 思ったことや感じたことを紙に書き出してみる
◎仲間、ビジネス関係者などに、自分の目標や課題を公言してみる
◎自分の夢を叶えるために、何が必要なのかを明確にする
◎自分のブログで読んだ本の感想を書き出す
◎仕事の進行状況など、関係者と共有し「見える化」する習慣化をつける
◎自分で思っていることや考えているアイデアなどを積極的に提案する など

 

→アウトプットすることが決まっていると、自然とインプットすることにも力を注ぐ。
→他人に伝えようとするため、インプットする時も情報に対する感度が高まる。
→学んだことに対してアウトプットにつなげるためには、どうすればよいか?を意識するようになる。
 
今回の機会がお互いにとって、素敵なインプットとなり、
今後、素敵な地域社会を創る協働を行なえるようになるようにできればです。
 
一年生なのに、どうにかしたいって思いを抱き、聴いてもらいたいという欲求を出せること。
素晴らしいと思うんです。それを聴いてあげれる、また、聴いてほしいと指名してもらえる魅力的な人財になります。
 
 
Happy smile mission♪ IKU→☆