最上町に住んでいる人でも、もしかしたら、知らない人がいるかもしれない伝統文化をご紹介します。
その名も『志茂 春馬』
この志茂集落の春の風物詩 『志茂 春馬』に宮本さんと参加してきました。
『志茂 春馬』はその存在こそ、昨年から知ってましたが、実際に参加するのは、私も宮本さんも初めてでした。
まずは祈祷から始まります。
『小国馬方節』と呼ばれる独特の唄を唄いながら、集落内約40軒を練り歩き 『家内安全・商売繁盛・交通安全・五穀豊穣』を祈願します。
一人だけ格好が違う人(黒いマントの人)がいますが、その人は、馬を売り歩く役目の人だそうです。昔はばくろう(馬を喰う)と呼ばれていました。
昔は馬産地で知られた最上町。 馬に扮するのは、その流れもくんでいるようです。
途中、参加している子供たちも興味津々です(^^)
私も馬の中に入らせていただきました。背中と頭がちくちくするのですが、これが意外とやみつきになりそう・・・笑
玄関の中まで馬が入り込みながら、独特の唄で家々を回ります。
各々の家々では、お酒や食べ物を準備しながら、春馬を待ちます。
志茂集落は広く、練り歩きは午後2時ごろから始まり、最終的に8時ごろまで、ぶっ通しで続きました。途中、志茂の集落の方から、岸さんが中心になって進めている『はなさけちびっこガーデン活動』がご自宅でも、家族の話題になっているという嬉しい話もいただきました!
今回の『志茂 春馬』には何と秋田からこられた方もいらっしゃいました。
その方からのご指摘で、はっとさせられたことも。
最上町地域おこし協力隊の情報発信には、まだまだ課題があり、その一つが『実施した後の後追い記事が多い』という点です。
今回、秋田からこられた方は1年で最低でも4回は最上町に来町いただいているということでしたが、このことをご指摘いただきました。協力隊としての情報発信で、伝統芸能やイベントなど『事前に知ってもらうこと』を心がけることで、興味を持っていただいたり、訪れて頂ける観光客の方も増えると思います。
情報発信について今一度、原点に立ち返って、心がけて変えていきたいと考えています。
梅雨の中、雨が心配された天気でしたが、また最上町の一つの素晴らしい伝統文化を体験できました。
このような地域資源を今後も発信していきたいです。