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ラッキーとの日々

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ラッキーとの日々
最上町の人は「雪かき」のことを「雪投げ」と言います。
なぜ、「雪かき」ではなく「雪投げ」なのか….最近の大雪で体をもって理解した鈴木隊員です。雪かきなどという生易しいものではないですね。
 
今日は、最上町のみなさんにご紹介したい絵本があります。「ラッキーとの日々」という絵本で10/23の山形新聞で紹介された、真室川町の読み聞かせサークルこだま代表のさとうなつきさんが出版された絵本です。 山形新聞で読んだ後、私は最上町の中央公民館の図書館にすぐに借りにいったのですが、中央公民館にはなく、県立図書館まで取り寄せてもらい、読むことができました。
 
前書きにこう記してあります。 … ”この絵本は、福島県に住む渡部さんご一家が愛犬ラッキーを飼ってから、東日本大震災後、避難区域に指定された楢葉町から真理子さんの実家のある山形県真室川町に避難して、また再び福島県に戻るまでの記録です。 真理子さんは、福島に戻る前に、お世話になった真室川北部小学校の子どもたちや先生方に直接お話をしたいということで、学校の体育館でみんなにラッキーとの別れと再会の話を語ってくれました。聞いているみんなが泣きました。 東日本大震災は大きな悲しい出来事として、誰もが知っています。ですが、実際に被害にあわれた方一人一人にとってそれぞれのドラマがあるのだ、ということはなかなか知る機会がありません。 そこでこの話を絵本にすることを思いつきました。 これは「物語」ではなく渡部さんの震災における「記憶」そして「記録」です。”
 
読んでいくとすぐに涙が止まらなくなりました。
読み終わってもしばらく涙が止まりませんでした。
 
あとがきにこうも記されています。 ”2012年8月- 私たち家族は、山形からいわきの仮設住宅に移り住みました。 時々、犬と散歩している人を見ると思い出します。
ラッキーと歩いたあの美しい風景、 ほおにあたるさわやかな風、 穏やかに過ぎた幸せな時間を。”
 
文章を書かれた渡部さんは、現在、福島県いわき市の仮設住宅で生活されているそうですが、その仮設住宅は私の実家から、歩いてほんの10分くらいのところにあります。実家の周りでは犬を散歩させている方も多数おられます。 ... それを思い出すと、また、涙が出てきました。
 
この絵本は多くの人に是非、読んでもらいたいと思いました。 絵本は非売品ですが、寄付金という形で購入させてもらうことが可能だと知ったため、11/2に新庄市立図書館「としょまつり」で行われた、さとうなつきさんの絵本の読み聞かせのイベントで、なつきさんに直接会って購入させてもらうつもりで、図書館に行きました。それに対し、なつきさんから「ラッキーとの日々」を最上町の方にたくさん、読んでいただきたいということで、ご厚意で最上町の各所に配布する分を預かってきました。
最上町に対するご厚意に深く感謝申し上げたいと思います。
 
私は10月に実家のいわき市に帰った時に、いわき明星大学で行われた、映像トークセッション「はまどおりのきおく」に参加しました。実家のいわき市も震災時多大な被害を受けました。震災を後世に語り継ぐためにはどうしたらよいかということに対し、”記録”と”記憶”は違う、”記録の記憶化”と”記憶の記録化”という2つが必要だという議論がなされていて、それがとても印象に残っています。
「ラッキーとの日々」も「物語」ではなく渡部さんの震災における「記憶」そして「記録」です。
 
町内の色々な場所にお願いして、絵本をおかせていただきました。
最上町の皆様、この絵本を見かけたら、是非とも一度、手に取って読んでみてください。
 
中央公民館
 中央公民館 (2)
 
 
スモーキージョーズカフェ★
スモーキージョーズカフェ★
 
 
いっぷくとしょしつ(いっぷく茶屋)
いっぷくとしょしつ
 
 
最上郵便局
最上郵便局
 
 
しばさき商店
しばさき商店
 
 
永井医院 
永井医院
 
 
介護施設はっぴぃ
介護施設はっぴぃ
 
ラフランス
ラフランス
 
町立病院 
町立病院
 
なりはら歯科 
なりはら歯科
 
老人ホーム紅梅荘 
老人ホーム紅梅荘
 
 
保健施設 やすらぎ
保険施設やすらぎ
 
 
アベカット
アベカット
 
 
阿部支店
阿部支店 
 
 
瀬見公民館
瀬見公民館 
 
最上町読み聞かせサークル「めたせこいや」